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安倍首相の気懸りは米朝首脳会談
 

  6月10日投開票の新潟県知事選は,選挙戦最終盤まで大接戦を演じたが,自民,公明両党支持の花角英世候補(元海上保安庁次長)が野党5党推薦の池田千賀子候補(元県議)に競り勝ち,初当選した。この結果,安倍晋三首相は9月の自民党総裁選での3選を掌中にしたと言っていい。安倍は,カナダのケベック州シャルルボワで開催された主要7カ国首脳会議を終えて帰国の途にある政府専用機内で選挙結果の報告を受ける。そのG7シャルルボワ・サミットだが,『読売新聞』(10日付朝刊)の一面トップの見出し「貿易 米と溝埋まらず―サミット,北非核化は一致」や『日本経済新聞』(同)の見出し「米・G6,貿易で溝残す―サミット,首脳宣言調整」などの報道以上に,実際の首脳会議は厳しいものであった。G7首脳会議の雰囲気と対立構図を端的に示す1枚の写真がある。メルケル独首相に同行したドイツ高官がサミット2日目の9日午前(現地時間)に行われたジェンダー平等アドバイザリー評議会朝食会の直前か直後に撮ったとされるものだ。ただ一人悠然と腕組みして座るドナルド・トランプ米大統領に向かって,テーブル越しに立ったままのメルケル首相,マクロン仏大統領,メイ英首相がテーブル越しに詰め寄っているシーンである。トランプの右隣に立つ安倍が険しい顔をして見つめ,同じくメイの右に立つユンカー欧州連合(EU)委員長がテーブルの上にあるメモを読んでいる。各国首脳から一歩後ろに下がって取り囲んでいる面々の中には心配顔の西村康稔官房副長官やボルトン大統領補佐官(国家安全保障担当)などがいる。朝食会直前の一コマであったとすれば,メルケルやマクロンが,そもそも8日のシャルルボワへの到着が約40分遅れた上に9日のサミット閉会前にカナダ出発を4時間早めてシンガポールに向かうとしたトランプに再考するよう諫めているのだ。他方,朝食会後であれば,取りまとめが難航した首脳宣言発表の同意を求めているシーンである。(以下略)

      No.567 2018年6月10日号

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