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内政より外交に傾注する安倍首相
 

  10月24日に召集された今臨時国会で第4次安倍晋三内閣の初入閣組が早くも“馬脚”を現している。これまでもとかくの噂が絶えなかった片山さつき地方創生相(参院当選2回・衆院1回=自民党二階派)の「100万円口利き疑惑」追及に始まり,大臣答弁が不安視されていた桜田義孝東京五輪・パラリンピック担当相(衆院当選7回・二階派)が案の定シドロモドロ答弁で炎上,宮腰光寛沖縄・北方相(衆院8回・岸田派)などは昔話であるが「全裸でピンポン」報道される有様である。さらに「爆弾」を抱えている新閣僚の名前が永田町と霞が関で取り沙汰されている。そうした中で,安倍首相とは成蹊大学同窓の“お友達”であり,再入閣が有力視されていた古屋圭司元国家公安委員長・拉致問題担当相(衆院10回・無派閥)が入閣しなかった理由として囁かれている話がある。今年7月に古屋事務所が政治資金パーティー券収入を政治資金収支報告書に過小記載していたことを「裏金」作りではなかったのかと報道されたが,東京地検特捜部が内偵しているというのだ。このため安倍は古屋の起用を断念したとの指摘である。この話には「解説」が付いている。それは,永田町を驚かせた衆院3回生で元東京地検特捜部検事の山下貴司法相政務官(石破派)を法相に大抜擢したことである。現役時代の山下は「恫喝検事」の異名を取り,法務官僚時代に在米日本大使館1等書記官を務めた国際派でもあるヤリ手として知られていた。万が一,古屋が「裏金」作りで立件されるようなことが出来すれば,法相の指揮権発動で逮捕阻止を念頭に入れた人事であるというのだ。もちろん,出来過ぎの「解説」ではあるが,聞いた者にはあり得ることだと思わせるところがミソである。事程左様に,安倍首相は内政面で難題を抱えている。(以下略)

      No.576 2018年11月10日号

・官邸主導で馬毛島問題が決着へ米軍FCLPの移転先に
・経産省が躍起になる「総合取引所」のヘゲモニー確保
・スルガ銀行の先行きにさらなる不安材料
・パロマの社長交代と創業家経営の行方
・医師にとって代わるか人工知能による近未来の医療技術
・米中間選挙の真実は「トランプの勝利」である