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今秋の衆院解散・総選挙の確率
 

  政治家の夜の会合は政局の中で時期と場所が大きな意味を持つ。安倍晋三首相はこの間に新型コロナウイルス感染対策に傾注してきたこともあって,3月18日に東京・飯田橋のホテルグランドパレスの日本食店「千代田」で自民党の岸田文雄政調会長と会食したのを最後に6月19日まで夜会合を約3カ月控えてきた。同日夜は東京・虎ノ門のホテルアンダーズの「ザ・タバン・グリル&ラウンジ」で麻生太郎副総理・財務相,菅義偉官房長官,甘利明自民党税調会長と約2時間半,会食した。『読売新聞』(同20日付朝刊)は「首相 菅氏と“修復”アピール―麻生氏らを交え3カ月ぶり夜会合,政権基盤固め直し図る」の見出しを掲げてリードで<新型コロナウイルス対応で求心力低下がささやかれる中,隙間風が指摘された菅氏との関係修復をアピールし,政権基盤を固め直す狙いがありそうだ。>と,安倍の会食の狙いを具体的に書いている。同紙は記事中に<4人の会食を持ちかけたのは麻生氏であり,10日に首相官邸で首相と会談した際に提案したところ,首相も快諾したという。>とも書き,麻生が安倍,菅の関係修復を取り持ったと断じている。同紙は続けて<麻生氏は16日に二階(俊博)幹事長と会食したばかり。>と麻生が果たしている役割を指摘する。東京・赤坂の日本料理店「浅田」での麻生・二階会談には麻生派の鈴木俊一総務会長,松本純国対委員長代理,二階派の林幹雄,金田勝年両幹事長代理が同席した。二階が麻生に声をかけたとされるが,二階は翌17日夜には東麻布の中国料理店「富麗華」で菅とも会食している。菅に近い森山裕国対委員長(石原派)と二階最側近の林が同席した。「首相動静」に記述はないが,冒頭の安倍と岸田の会食をセットしたのは読売新聞本社グループの渡邉恒雄代表取締役兼主筆とされ,同氏が同席していたのはほぼ間違いない。(以下略)

      No.612 2020年6月25日号

・イージス・アショア計画停止の背景に安倍官邸の拙速
・コロナ時代のテレワーク促進労働規制改革は進むか
・コロナ第2波抑制に「接触確認アプリ」への期待と不安
・不良債権処理問題で問われるサービサー会社の質
・小中学生のオンライン授業とPC1人1台給付の問題点