コラムへ筆者紹介定期購読のご案内メールフォームリンク集ホームページへ
| Home | Column | Profile | Order | Mail | Link |

米国は「9.11」再現と見なすのか
し}
 

  安倍晋三首相はやはり強運である――。現下の相次ぐ北朝鮮による軍事挑発の中で,安倍政権に代わって民進党を中心とする野党に政権を委ねて危機打開に対処してもらいたいと考えている国民は殆どいない。先ず,北朝鮮の弾道ミサイル発射・核実験強行から見てみる。8月29日の新型中距離弾道ミサイル(「火星12」)発射の飛行航跡である。政府発表にあった「日本上空」についてだが,それが「北海道の渡島半島や襟裳岬の上空」ではなく,もう少し南に下がった津軽海峡の上空約500qであったというのだ。平たく言えば,その真下にある航空自衛隊三沢基地車力分屯基地の上空をかすめて飛行したということである。では,日本海に面した青森県中西部のつがる市富萢町にある車力分屯基地とは?北部航空方面隊麾下の第21,22高射隊と防衛省直轄の航空システム通信隊が駐屯する同分屯基地に,実は在日米軍のミサイル防衛用移動式早期警戒レーダー「Xバンドレーダー」が配備されているのだ。現時点で日本国内では唯一同分屯基地だけに配備されている多機能レーダーは,北朝鮮の弾道ミサイルの発射・着弾地点予測,弾道とオトリの識別,要はミサイル追尾を行うものであり,既に韓国で6基配備されている米軍の地上配備型ミサイル迎撃システム(THAAD)の「目」の役割を担う。探知距離約4000q。そして同県東部の太平洋岸の三沢米空軍基地(米第5空軍第35戦闘航空空団・米海軍飛行隊が駐屯し,F16戦闘機,対潜哨戒機P-3C,大型無人偵察機RQ-4グローバルホークなどが配備)近くに三沢安全保障作戦センター(姉沼通信所)がある。同所には米国防総省国家安全保障局(NSA)が管理運用する巨大アンテナ「象の檻」が設置されている(一部解体中)。軍事衛星の通信傍受・分析であり,こちらは「耳」である。北朝鮮は弾道ミサイルを車力分屯基地などの存在を念頭に同上空近く飛行させたと考えられるのだ。(以下略)

      No.550 2017年9月10日号

・東芝メモリー事業の売却先は米WD抜きでKKR陣営に売却へ
・韓国に1周遅れの日本先端デジタル機器分野
・籠池前理事長起訴後に東京地検特捜部は変わるのか
・森信親金融庁長官が進める「プロフェッショナル化」の行方
・日産自動車EV「リーフ」に先行不安の指摘