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新天皇の即位の礼は19年秋
 

  安倍晋三政権は12月8日の閣議で,天皇陛下の退位日となる皇室典範特例法施行日を2019年(平成31年)4月30日とする政令を閣議決定した。翌5月1日に皇太子殿下が即位,同時に改元される。そして注目が集まる天皇の「即位礼正殿の儀」(即位の礼)は19年の秋に行われることが確実視されている。同年夏の参院選を念頭に即位の礼は皇太子が即位されてから日を置かず5月下旬までに執り行うべきだとの声が政府・自民党内の一部にある。即位・改元の祝賀ムードの中で参院選を迎えれば参院3分の2維持の可能性が高まるとの期待感から来るものだ。だが,新天皇の即位後初めての新嘗祭である「大嘗宮の儀」(大嘗祭)が同年11月23日(旧暦11月2回目の「卯の日」が14日であることから14日説もある)の直前に即位の礼が執り行われるものと思われる。こちらはこちらで同年10月から実施される消費税率10%引き上げ=景気冷え込みへの心配が祝賀ムードで相殺されるという政権側の秘めた期待があるのも事実である。さらに18年の主要20カ国・地域首脳会議(G20サミット)が11月にアルゼンチンの首都ブエノスアイレスで開催されることから,19年G20サミットもほぼ1年後の11月中・下旬に東京で開催することになれば,約40人近くの参加国・機関首脳は会議終了後も日本に滞在し,そのまま即位の礼に出席できるというメリットがある。1990年11月の今上天皇の即位の礼には,各国元首など53人,首相11人ら158カ国・地域の代表が出席した。新天皇即位の礼は200人超の来日が見込まれているが,天皇及び皇太子は欧州・中東の皇族・王族などに絞って,出来るだけ規模を縮小した即位の礼にしたいと願っておられるという。では,同礼はどこで執り行われるのか。新天皇が皇居宮殿の正殿「松の間」で内外に公に宣明し,海外の代表などは正殿と中庭を挟んだ長和殿の「春秋の間」「松風の間」「石橋の間」「波の間」,そして豊明殿などから儀式を見守る。(以下略)

      No.556 2017年12月10日号

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