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菅首相が模索する「衆参ダブル」 し}
 鳩山由紀夫首相と小沢一郎民主党幹事長の「ダブル辞任」政変によって,6月8日夕,菅直人政権が誕生した。実はこの間,温めてきた飛び切りの情報がある。年初の某日夜,美智子皇后が皇居御所内で食事を取りながら会われた親しい人物に対し「鳩山さんって,長く続くのですか?」とお尋ねになったというのである。余りにも生々しい話なので,尋ねられた件の人物は一瞬言葉を失ったものの,何とか一般論でその場を取り繕ったというのだ。本誌はもちろん,日時も人物も特定できているが,情報源守秘のために明かすことはしない。問題は,聡明で知られる皇后がどのようなお気持ちでお尋ねになったのかということだ。その頃の鳩山首相といえば,自らの「政治とカネ」問題への対応,迷走する普天間基地移設問題,10年度予算の成立にこぎ付けつつあったのに景気回復の兆しが見えてこないなど,「リーダーシップの不在」が党内外から声高に言われ,内閣支持率も下落の

一途を辿っていた。そうした時期の「長く続くのですか?」というお尋ねの持つ意味は,ほぼ間違いなく「(せっかく政権交代を実現したのだから)長く続いて欲しい」という肯定的なニュアンスではなく,むしろ否定的なものではなかったのか。こればかりは,直接の裏取りはできないので推測の域を出ないが,こうしたお尋ねがあったのは事実である。その当該の鳩山は首相を辞した。同時に,6月2日の民主党両院議員総会で「『私も引きます。しかし,幹事長も恐縮ですが,幹事長の職を引いてください。そのことによって,新しい民主党,よりクリーンな民主党を作り上げることができる』と申し上げた。幹事長も『分かった』と,そのように申された」と発言,事実上の小沢との"抱き合い心中"を試みた。その後も追い討ちをかけるように,同日夕のぶら下り取材で5月31日に辞意を伝え,6月1日には小沢幹事長にも退いて頂きたいと申し入れたと,一連の顛末を明らかにした。  (以下略)


 No.391 2010/6/10号

・「小沢一郎」と「田中角栄」の
    晩年アナロジー
・首相秘書官(事務担当)に
    抜擢された厚労官僚の評価

    

菅首相・野田財務相に    
    胸をなでおろした財務省
・警視庁が捜査着手した
    日本振興銀行の行方