コラムへ筆者紹介定期購読のご案内メールフォームリンク集ホームページへ
| Home | Column | Profile | Order | Mail | Link |
菅直人首相が描く「11月総選挙」 し}
 第22回参院選が24日公示された。昨年9月の政権交代後に行われる初の国政選挙であり,菅直人首相率いる与党・民主党が改選議席54をクリアできるかどうかが最大の焦点である。新聞各紙はいずれも選挙後の菅政権のシミュレーションを紹介している。例えば『朝日新聞』(24日付朝刊)は,@「民主60議席以上,単独過半数=続投,強気の運営」A「民主56議席,与党で過半数=国民新が存在感」B「民主54議席未満,過半数割れ=党内に責任論」,の3つのケースを書いている。が,本誌が見立てる参院選後政局の焦点は同党の改選議席54の成否である。同時に,予測もまた54±3議席である。枝野幸男幹事長は公示前の19日,親しい人物に民主党単独過半数の60議席に自信を見せていた。が,それは菅首相の17日の「消費税10%」発言に対する否定的な反応が表面化する前のことだった。それにしても,民主党が54議席をクリアできれば,9月の民主党代表選での菅首相(代表)の再選は確定的である。問題は,50議席を

上回ったものの51〜53という微妙な議席数の場合だ。結論を先に言えば,たとえ党内から引責辞任を求める声が噴出しても菅以下,枝野ら現執行部が強行突破を図るのは間違いない。仮に50議席を下回る「民主党惨敗」という結果になれば,『朝日』が書いた「党内に責任論」以上の,小沢一郎前幹事長グループによる"菅降ろし"が公然化,代表選を前に党内は「反菅」と「親菅」との間で権力闘争となる。その場合,たとえ菅が代表再選を目指して出馬の構えを見せても,小沢自身,あるいは小沢が担ぐ誰か(例えば原口一博総務相)が対立候補として名乗り上げ,同候補を小沢グループ,鳩山(由紀夫前首相)グループの過半,そして横路(孝弘衆院議長)グループが推して菅を破る可能性が強い。だとしても,現時点では54±3議席による「菅続投」の確率が高いと言わざるを得ない。そこで次なる焦点は,代表選前後に大きな政治イシューとなる「消費増税」を巡る連立組み替えの動きである。 (以下略)


 No.392 2010/6/25号

・霞が関の主要官庁人事は
    本命が順当に事務次官就任
・「富士通内紛」を地検特捜部が
    本格捜査か?

    

消費税で本格長期政権に布石    
    “民主分裂”覚悟の対立軸
・「小沢軍団」の現在と過去
    「幕僚」がいない現在