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菅直人首相,「勝利は僅差」か し}
 菅直人首相と小沢一郎前幹事長の一騎打ちとなった民主党代表選挙は大詰めを迎えた。菅が僅差で勝つというのが永田町での支配的な見方である。『読売新聞』が選挙戦序盤に実施した情勢調査(非公開)では,国会議員:菅326ポイント(163人),小沢306P(153人),未定192P(96人),地方議員:菅58P,小沢42P,党員・サポーター:菅218P,小沢69P,不明13Pというものであった。未定の205P全部が小沢に入ったとしても両者は拮抗という「菅優勢」の調査結果だった。党員・サポーター票で菅が3対1で小沢を上回っているが,実態を反映したものとは思えない。約34万人の党員・サポーターの過半が政権交代前の野党時代に登録した"主体的党員"であるにせよ,代表選挙を前提に5月末の登録締め切りまでに動員された"組織的党員・サポーター"の数は無視できない。現状は菅がやや優勢か,ほぼ互角というところではないか。だとすれば,勝敗の鍵を握るのは,やはり412人の国会議員票である。9月8日夕,衆院第1議員会館で開かれた菅陣営最後の決起集会に集まったのは,菅側が期待した150人を下回る約120人だった。小沢サ

イドの必死の巻き返しが奏功していることは,同じ『読売』(9日付朝刊)が報じた中盤情勢調査で国会議員が菅168人,小沢171人となったことからも窺がえる。ところが,同日発売の『週刊文春』と『週刊新潮』が「小沢ガールズ」の優等生である青木愛衆院議員の愛人スキャンダル――相手は何と小沢自身と小沢の政策秘書――を大々的に掲載した。加えて『産経新聞』(8日付)が,党本部資金から公費を原資とする「組織対策費」37億円が小沢代表・幹事長時代の2007年1月から10年5月までに小沢側近の山岡賢次,佐藤泰介の両元前財務委員長に支出され,使途不明になっていることを報じた。菅,小沢両陣営による熾烈な情報戦の最中とは言え,これら報道は小沢陣営に大きな衝撃をもたらしただけでなく,態度を明らかにしていない国会議員72人(読売)をはじめ地方議員の心理にも少なからぬ影響を与えている。さらに言えば,これまた同日に最高裁が,小沢が党外で最も信を置く鈴木宗男衆院外務委員長(新党大地代表)の上告棄却を決定したが,司法の"陰謀"なのかどうかは別にして,小沢の落胆は大きい。   (以下略)


 No.396 2010/9/10号

・民主党代表選の経済政策論争
    市場への影響力は「小沢」
・住信・中央三井の統合で注目を
  集める三井住友の“最後の一手”
    

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