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激化する政局ストーブリーグ し}
 秋の臨時国会も終わり,予告したように「12月政局」=ストーブリーグが慌ただしくなってきた。そして,不謹慎な言い方をすれば,面白くなってきた。この間,音沙汰がなく健康不安説すら流されていた「ナベツネ」こと読売新聞グループ本社の渡邉恒雄会長兼主筆が満を持して表舞台に登壇,動き出した。11月30日夜,都内・虎ノ門のホテルオークラ内「山里」で与謝野馨元財務相(たちあがれ日本共同代表)との会談を皮切りに12月7日夜は鳩山由紀夫前首相,そして8日夕方には堂々と永田町の自民党本部を訪れ,谷垣偵一総裁と会談したのだ。渡邉が大連立に今なお固執していることは周知のことである。同氏の信任厚い与謝野が11月18日,山崎史郎首相秘書官を通じて菅直人首相に招かれ公邸を訪れ,約40分間の差しの会談が行われた時もまた「すわ,大連立か!」と政界関係者の間で話題となったのは記憶に新しい。菅・与謝野会談では,与謝野が菅に対し局面打開のために速やかに野党党首との個別会談を行うべきだと助言しているが,大連立が話題となったのかどうかは

不明だ。いずれにしても同会談が,渡邉の谷垣訪問のトリガー(引き金)になったと見るのが妥当である。だが谷垣は,民主党との大連立を打診した渡邉に対し,菅への不信感を露に首肯しなかったとされる。さらに言えば,森喜朗元首相が8日午前,新藤義孝衆院議員(自民党)を伴い官邸を訪問,菅首相と会談した(阿久津幸彦首相補佐官も同席)。菅首相と民主,自民両党など超党派で14日に硫黄島を訪問(旧日本兵の遺骨収集)することについて話し合ったとされるが,約15分間は菅・森の差しの会談であったという。一方,国会終盤になってから若手国会議員との会合にこまめに顔を出してきた小沢一郎元代表の動きもまた俄然活発になっている。7日夜には牧義夫衆院議員ら当選2〜4回の中堅議員7人と会食,「12日の茨城県議選で民主が惨敗すれば,全国的に火を噴く。(菅政権は)党内的に持たない。君たちも良く考えて動いてくれ。私が動かざるを得なくなるのは,もう少し先になるな」と述べ,事実上の"菅降ろし"を促した。  (以下略)


 No.402 2010/12/10号

・財務事務次官OBを迎える
    読売新聞の狙い
・小沢一郎元代表が目指すのは
    「平成の徳川綱吉」か
    
    

2の若頭起訴と3の総本部長 
  逮捕で「山口組壊滅作戦」の行方
・レイムダックのオバマ米政権
    起死回生の仰天人事
・本誌読者のための「正月休みの一冊」