No.615 8月10日・25日合併号 駆け巡る「安倍首相早期退陣」説

どうやら安倍晋三首相の「健康不安」説は揺るぎないものであり,相当深刻な病状にあるようだ。安倍は8月24日午前10時前,再び慶応大学病院を訪れた。17日の「日帰り検査入院」の診断結果を主治医から直接説明を受けるためと,首相秘書官は内閣記者会サイドに通報したが,得心した者は皆無だった。そもそも安倍の体調不良説は1カ月前頃から官邸関係者は別にして官邸詰記者団だけでなく自民党内でも取り沙汰されていた。決定打となったのは,14日のテレビ東京ニュースで女性記者が報告した「安倍首相に異変を感じさせるシーンがありました」リポートだった。そこで8月12日と7月15日に官邸入りしてから5階の執務室に向かうエレベーターまでの首相の表情と足取りを比較する映像が紹介された。疲れ切った表情のアップと重い足取りの動きが鮮明に映し出されていた。奇しくも同12日午後2時過ぎ,甘利明党税調会長は官邸で安倍に2021年度税制改正について長時間ブリーフを行っている。その際,甘利は安倍の表情が極めて悪い上に呂律が上手く回らないことに驚き,退出した直後に麻生太郎副総理・財務相に報告し,安倍に休養と検査入院を勧めるよう求めたことが起点であった。体調を心配した麻生は,15日午前の全国戦没者追悼式後に東京・富ヶ谷の自宅に直帰した安倍と同日午後に1時間強,今後の政治日程などを協議,さらに本題である検査入院=短期間の休養を強く促したという。それが17日の「日帰り検査入院」となった。同検査は,画像診断,内視鏡・超音波検査など「生体検査」(局所麻酔のため非常に痛い)であり,持病の潰瘍性大腸炎の癌化と他腫瘍の原発の有無を探るためだったとされる••••••(以下は本誌掲載)申込はこちら