9月12日付「ゴルバチョフ氏との思い出ー沖縄で世界情勢をめぐる大討論会」

東西冷戦を終結に導き「世界を変えた男」と言われた故ミハイル・ゴルバチョフ元ソ連大統領の葬儀から早や10日が経った――。
9月3日、モスクワ中心部の労働組合会館「円柱の間」で執り行われた告別式は儀仗兵が派遣されるなど国葬に準じた形式であったが、その世界的な名声からすれば寂しいものだった。ウラジーミル・プーチン露大統領は「公務」を理由に参列しなかったし、旧ソ連構成国や友好国の首脳参列はハンガリーのヴィクトル・オルバーン首相だけだった。それでも、世界有数の新聞・テレビ各社はゴルバチョフ氏を挙って称賛した。曰く、「ペレストロイカ(改革)」や「グラスノスチ(情報公開)」を通じて民主化を主導した。
曰く、ゴルバチョフ氏の登場無くしてベルリンの壁崩壊や南北ドイツ統一も無かった。曰く、ブッシュ米大統領(父)と「冷戦終結」を宣言した等々。しかし、ロシアを長期支配するプーチン体制下の現在、高齢者を中心に同氏を「ソ連を崩壊させた張本人」と評価は低い。それでも日本では、国際政治のうねりと格闘し国内権力闘争に翻弄された生涯を送ったゴルバチョフ氏は「ゴルビー」の愛称で呼ばれ、人気が高かった。政界引退後も頻繁に来日、講演やテレビ出演をしている。▶︎

▶︎東西冷戦を終結に導き「世界を変えた男」と言われた故ミハイル・ゴルバチョフ元ソ連大統領の葬儀から早や10日が経った――。 
9月3日、モスクワ中心部の労働組合会館「円柱の間」で執り行われた告別式は儀仗兵が派遣されるなど国葬に準じた形式であったが、その世界的な名声からすれば寂しいものだった。ウラジーミル・プーチン露大統領は「公務」を理由に参列しなかったし、旧ソ連構成国や友好国の首脳参列はハンガリーのヴィクトル・オルバーン首相だけだった。
それでも、世界有数の新聞・テレビ各社はゴルバチョフ氏を挙って称賛した。曰く、「ペレストロイカ(改革)」や「グラスノスチ(情報公開)」を通じて民主化を主導した。曰く、ゴルバチョフ氏の登場無くしてベルリンの壁崩壊や南北ドイツ統一も無かった。曰く、ブッシュ米大統領(父)と「冷戦終結」を宣言した等々。しかし、ロシアを長期支配するプーチン体制下の現在、高齢者を中心に同氏を「ソ連を崩壊させた張本人」と評価は低い。 
それでも日本では、国際政治のうねりと格闘し国内権力闘争に翻弄された生涯を送ったゴルバチョフ氏は「ゴルビー」の愛称で呼ばれ、人気が高かった。政界引退後も頻繁に来日、講演やテレビ出演をしている。