マイク・ポンペオ米国務長官が7月23日午後1時40分(米西部標準時間・日本時間24日午前6時40分)から行った演説を報道した新聞各紙(25日付朝刊)を読み比べた読者は驚いたに違いない。一面トップで報じた『産経新聞』の大見出しは「国務長官演説 歴代政権の対中政策は『失敗』―vs.共産中国 米の決意,『コロナ後』へ自由主義牽引」,『日本経済新聞』の見出しが「米国務長官『新同盟で対抗』―米,中国共産党を標的―『新冷戦』の様相強まる」である。トップ扱いではなかったが『朝日新聞』は「ポンペオ氏対中関与政策訣別を宣言」,『毎日新聞』が「米国務長官,歴代対中政策『失敗』―『習氏は全体主義信奉』」,『読売新聞』は「国務長官,歴代政権の政策転換―米,対中包囲網を提唱」の見出しを掲げた(注:「関与政策」はengagement policyとして知られる)••••••(以下は本誌掲載)申込はこちら