10月25日夜,東京・虎ノ門の「The Okura Tokyo(ホテルオークラ東京)」プレステージタワー1Fの「曙の間」で催された夕食会に外交・安全保障関係者の耳目が集まった。
今年6月5日に設立された一般財団法人セキュリティ・エッジ・イニシアティブ(SEI。代表理事・船橋洋一元朝日新聞主筆)の会長に,マイケル・グリーン豪シドニー大学米国研究センター所長の就任披露夕食会である。2004年1月~05年12月にブッシュ米政権(子)時代のホワイトハウス国家安全保障会議(NSC)アジア担当上級部長兼大統領特別補佐官(東アジア担当)を務めたグリーンは日本で最も名高い「ジャパン・ハンドラー」の一人だ。米ジョンズ・ホプキンス大学高等国際問題研究大学院(SAIS)修士課程修了,Ph.Dを取得した同氏は政権離任後,ワシントンDCのジョージタウン大学外交政策学部准教授,著名シンクタンクの戦略国際問題研究所(CSIS)上級顧問・日本部長など歴任して,14年CSIS上級副所長,22年にCSIS副理事長。27年1月1日付でグリーンを会長に迎えるSEIの設立趣意書にこう記述されている。<…具体的活動として,日米の退役軍人,中でも元高級将校・安全保障政策コミュニティの有識者等による率直かつ実務志向の対話を深める「日米退役軍人ダイアログ」の年次会合を日本において主宰するとともに,防衛産業基盤の強化および防衛技術革新・イノベーションの促進に向けた日米間の広範な人材ネットワーク構築を推進します>。▶︎
▶︎そして設立目的として,<…日米同盟の維持・進化を支える人的基盤の強化を図ること>や<防衛産業基盤および防衛関連サプライチェーンの強靭化に寄与すること>などを挙げる。
ここまで具体的な目標,とりわけ日米の高級退役軍人の交流などを掲げられるのは独立系シンクタンクならではのことだ。そもそもは船橋が編集顧問を務める実業之日本フォーラム(JNF)との共同作業で21年4月にスタートしたプロジェクトから生まれた構想だという(今年3月に実業之日本社から刊行した『戦後敗戦』もそこでの議論から誕生した)。当夜の夕食会参加者は政・官・業・学・メディア界から70人余。弊誌は事前に参加者リスト(予定),夕食会8つの丸テーブルの席次表を入手した。
興味深いのは政界から高市早苗首相の「責任ある積極財政」を支える外務省OBの城内実日本成長戦略担当相(衆院当選8回・旧森山派),グリーンCSIS日本部長時代に(DCで)助手を務めた小泉進次郎防衛相(同7回・無派閥),法務省時代に在米日本大使館勤務経験がある山下貴司(同6回・旧石破派),AI(人工知能)・IT(情報技術)政策通の小林史明党経済産業部会長(同6回・旧岸田派),銀行を退職後ハーバード大学大学院修了の大塚拓党知的財産戦略調査会長(同6回・旧安倍派)の他にヘッドテーブルに座った甘利明元自民党幹事長である…(以下は本誌掲載)申込はこち
